【DaVinci Resolve】図形や画像を縁取る方法

こんにちは。銀鱗躍動のメインチャンネル編集担当あかいです。

今日は普段の動画編集作業の中からTipsということで、DaVinci Resolve 18にて「図形や背景透過pngに縁をつける方法」をご紹介します。

まずはビフォーアフター

縁取り前の画像です。
（背景は透過してあります）

イラストの境界線が背景と同じ黒色のため、イラストが背景に溶け込んでしまっています。

それではここで、イラストに「縁取り」を施してみましょう。

〇縁取り後

イラストと背景の境界が明瞭になり、よりインパクトがあって見やすいものになっていることがわかります。
このように「しっかりとイラストを際立たせたい！」という場合に縁取りは効果的です。

縁取りの方法

背景透過済みの画像や図形を縁取るには、Fusionページの「侵食/膨張 」を使用します。
（英語版では「Erode/Dilate 」です）

①素材や図形を選択し、Fusionページを開きます。

②MediaOutにつながっている矢印をダブルクリックで削除し、ノードエディタの上で「右クリック→ツールを追加→フィルター→侵食/膨張」を選択します。

（ツール追加は「Shift + スペース」キーで素早く出すことが可能です。出てきたウィンドウに「侵食/膨張」と入力検索してください）

③ツールバーから「背景ノード」と「マージノード」をドラッグアンドドロップで追加します。

④MediaInノードが1番目、侵食/膨張ノードが2番目、背景ノードが3番目となるよう接続します。

侵食/膨張ノードで縁取りの幅や形状を、背景ノードで縁取りの色を決めていきます。

⑤背景ノードからマージノードへ接続し、マージノードをMediaOutノードへ接続します。

正しく接続できていれば、素材の形をした黒塗りつぶしの画像が現れます。（背景ノードの初期色が黒色のため）

⑥続いてMediaInノードとマージノードの緑色部分を接続します。（画像素材が現れます）

⑦侵食/膨張ノードの設定をします。
侵食/膨張ノードをクリックして選択し、右側設定画面の「適用量」スライダーでお好みの縁の太さに変更します。

⑧背景ノードで縁の色を変更します。

背景ノードをクリックして選択し、右側設定画面のカラーで縁の色を決定します。

⑨その他パラメータを調整して完成です。
（侵食/膨張ノードの「フィルター」を円形に変更しました。「フィルター」では縁の角の形状を変更することができ、「円形」は縁が丸くなる効果です）

縁取りをうまく活用して、動画の見栄えに華やかなアクセントを加えましょう！

それでは、良い編集ライフを！

（記事作成時のソフトバージョン：DaVinci Resolve 18）