【1万円で1000km】3日間の貧乏ドライブ旅記録|写真で振り返る3日目(最終日)

今日の旅ルートと出発前の準備

既に所持金は3618円。ガソリンの残りは約半分。現在地は長野で,茨城まで帰らないといけない。となると,確実に3000円分くらいはガソリンが必要なので,使えるお金は実質600円程度しかない。

そこで,泣く泣く帰路に就くことにした。

それよりも何よりも9月の蓼科湖は9度と冬の昼くらいの寒さであり,とてもじゃないが寒暖差で寝れたものではない。着替えなどにくるまりながらなんとか耐えたが,ついに我慢の限界を迎え,午前5時に蓼科湖を出発することにした。

道中の風景と立ち寄りスポット

最初の目的地は山中湖。

『富士山に最も近い湖』が売りらしい。今回はてっぺんに雲がかかっていたが,確かに雲がなければ壮観だっただろう。

山中湖はサイクリングロードもあり,レンタルもできるらしい。一応10000歩縛りもあるので一周歩いてみることにした。どうやら14kmらしい。部屋探しのときによく見る「徒歩〇分」という表記は分速80mを基準にしているらしいので,単純計算で時速4.8km,2.9時間程度かかるようだ。まあ妥当だろう。とりあえず3時間を見て歩き始める。

(9) 徒歩による所要時間は、道路距離80メートルに
つき1分間を要するものとして算出した数値を表
示すること。この場合において、1分未満の端数
が生じたときは、1分として算出すること。

不動産の表示に関する公正競争規約・同施行規則

半周程度はサイクリングロードがあったが,途中から普通に歩道に接続してしまい,別に湖の横を歩けるわけでもなかった。どうもコテージやいろいろな大学の合宿所があるらしく,それらが道路と湖の間にあるため歩道が作れないっぽい。まあ避暑地だし仕方ないか。慶応義塾大学や東京大学など,有名な大学の特に体育会系の部活が利用しているようだった。

歩くのを後悔し,足に限界が訪れた頃,ようやく1周できた。タイムは2時間30分59秒。2時間半だとして,平均時速5.6㎞で歩いていたらしい。意外と速いじゃん。

その後は箱根を通って小田原へ。箱根の道の駅に寄ろうと思ったが,人がいっぱいで駐車できなかった。代わりに箱根エコパーキングで一休み。

小田原の街の中を抜けて,今度は太平洋を見ながら鎌倉へ。鎌倉では銭湯に行った。写真を撮り忘れたが,くりた湯に行った。住宅街の中にある昭和の雰囲気が残る銭湯で,大きな浴槽が一つだけというシンプルな作りだった。体を洗う洗剤等は備え付けられておらず,ドライヤーも30円払うと3分使えるようなタイプで,ちゃんと準備しないと出費を迫られる。この時点で残金は38円程度。もう何もできない。

銭湯で汗を流した後は江の島の付け根を経由して横浜駅へ。当日は月曜日だったため仕事終わりのRitterと有休をとったAkaiRZと合流し,おすすめんのラーメン屋に向かった。もちろん駐車場代と晩御飯代は2人に「快く」支援してもらった。

食べたのは油そばだったが風味が豊かでおいしく,卓上調味料も豊富で様々な味を楽しめた。

しかし,山中湖の周りを1周した後にこの晩御飯では満たされるわけがない。そこで,少し西に戻ってつけ麺を食べに行くことにした。

頼んだのは海老つけ麺。通常のスープに海老の風味がプラスされていて,ほのかに甘みも感じる優しい味だった。半チャーハンも頼もうかと思ったがさすがに止められた。そりゃそうか。

このまま解散して車中泊でもよかったが,茨城まで160㎞程度しかなかったので帰宅することに。解散したのが22時くらいだったのですぐ帰れるかと思ったが,横浜から東京を抜けるまでの50㎞に2時間近くかかり,人口密度の高さを感じた。ちなみに残りの110㎞も同じくらいの時間だったので,午前2時に帰宅し限界旅行は幕を閉じた。

まとめ|旅行を振り返って

結局総走行距離は1000㎞程度。1万円のうち5500円はガソリン代というかなり厳しい懐事情だった。

逆に言えば,それくらいの覚悟を決めれば1万円でも回れるところはたくさんあり,毛布などの家にあるものを事前に準備していけばもう少し余裕のあるたびになったと思う。神社や湖などを観光する場合はお金がかからないので(それが良いかは置いといて),あえてお金を使わない旅というコンセプトで旅行をしてみるのも楽しいと思う。

あと大きいのは各地に散らばっている友人(またの名をスポンサー)の存在だ。今回越後湯沢と横浜に友人がいなければ人生をリタイアしていたかもしれない。限界旅行をしてみたい若い人がもしいるのであれば,今のうちに突然押しかけても迷惑がられない人間関係(コミュニケーション能力,キャラづくり)を構築しておくのが良いだろう。

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