Almalinux9でntfsフォーマットの外付けHDDをマウントする
前書き
計算機で行った計算結果のバックアップをAlmalinuxOSの端末に付けた外付けHDDに保存した際のメモ。
HDDの認識
まず、外付けハードディスクがどのデバイス名で認識されるかを調べる。
ls /dev/sd* #usbに挿す前と後で結果を比較する
例えば、本体にHDDが1つだけある端末であれば、sdbという名前のデバイスが追加されているはずである(もともと入っているHDDがsda)。
ところで、sdbのほかにsdb1 sdb2のようにナンバリングされているデバイス名が認識されることもある。これはHDDが2つのパーティションに分けられているためであり、どちらを使うかを確認しなければならない。この場合は、fdiskコマンドを使用すると便利である(要管理者権限)。
fdisk -l /dev/sdb #sdbがsdb1とsdb2に分かれている場合、sdb1とsdb2の容量等が表示される
HDDのマウント
usbポートにHDDを挿した場合は上記のように認識してくれるが、ファイルを保存したりできるようになるわけではない。OSがファイル等を操作できるようにマウントする必要がある。マウント先のディレクトリが必要なので、/mnt/にディレクトリを作成しておく。
mkdir /mnt/backup #backup用のディレクトリ、名前は何でもいい
mount /dev/sdb2 /mnt/backup #先ほど調べた外付けHDDの使いたいパーティション(今回はsdb2)を/mnt/backupにマウントする
※nftsでフォーマットできませんと出てきたら次の節へ
ところでOSを再起動した場合、上記の手順を再び踏んでマウントする必要がある。しかし、同じ外付けHDDでもマウント順の違い等によってデバイス名(sdb等)が異なる場合がある。これらの問題を解決するためには、UUIDを用いた自動マウントを利用する。
まず、デバイスのUUIDを調べるためにはblkidコマンドを用いる(要管理者権限)。先ほど調べたデバイス名(sdb2等)にどのUUIDが割り当てられているかを控えておく。
次に、起動時に自動マウントを行うため、/etc/fstabに以下のように追記する
UUID=[先ほど調べたUUID] /mnt/backup defaults 0 0
これによってOS起動時に勝手にマウントしてくれるようになる。
nftsフォーマットのHDDの場合
自分の場合は4TBの外付けHDDをマウントしようとした際に、すでにntfsでフォーマットされていた。しかし、インストールしたばかりのAlmalinux9では扱えないようなので、パッケージを持ってくる必要があった。
dn upgrade
dnf -y install epel-release
dnf -y install ntfs-3g
これでもう一度mountコマンドを実行すればマウントできるはず(一応 -t オプションでntfsを明示してマウントした)。
まとめ
次はcronとrsyncを使ってこの外付けHDDに自動でバックアップを取るように設定を行いたい。
ところどころ思い出しながら書いているのでもしかしたら間違っているかも…