持ってくれよ,日本!
前書き
夏至を越えて日の出ている時間が短くなってきました。そろそろお盆の時期ですね。
所用で地元に戻った時,街の中を選挙カーが駆け回っていました。どうも市議会議員選挙だったようです。皆さんは選挙に行っていますか?私は行っています。選挙なんてなんぼ行ってもいいですからね。
さて,問題の地元の方々は選挙に足を運んだのでしょうか。
投票率の変化
さて,足を運んだかどうかは投票率をみれば分かります。以下の選挙のデータは,仙台市のホームページから引用しています。
なんということでしょう。今回の選挙(R5. 7. 30,一番右)の投票率は34.30%で過去最低でした。何をやっているんだ。10人中3人しか投票していない。でもプロ野球選手の打率だと思ったらマシか?いや,でも国(自治体)の行く末を気にしている人が3割しかいないと思ったらこれは大変な気がする。
投票に思うところ
とはいえ,時代が変わったのに投票のスタイルが変わっていないのも問題な気がする。友人に役所で働いている人がいるので大変だということは伝え聞くが,あえて一市民として思うところをつらつら書いてみる。
まず,暑い。今年(2023年)の夏は不要不急の外出を控えるように政府が呼びかけるくらいには暑かった。にもかかわらず老若男女問わずに投票所に向かわせるのは,必要があるとはいえどうなのだろうか。しかもやることはたった一票を投票するだけ。本人確認含めて1分もかからない。なんでその1分のために命を賭して外に出なければならないのか。
まあこんなことを言ったら,そもそも投票する権利がない国民もいるだとか,1分のためではなく任期分の長い期間のためだとか,そういった反論があることは百も承知である。でも,投票率が少ない現状を変える手段として,やはりオンライン投票も視野に入れたほうが良いのではないだろうか。セキュリティや替え玉投票が起こらないような対策も併せて考えるべきではあるが。
もう一つの問題点は,つまらないことである。やはりたった一票を投票するために外に出るかと言われたら,出ない。昔はどうだったのだろう。想像するしかないが,例えば携帯もSNSもない時代,投票所に行けば知り合いに会えるわけで,投票という行為にそういった付加価値がついていたのではないか。また,子供としても友達に会える場として投票所に行くことが習慣づき,大人になっても投票に行くという行為が身近に感じられたのではないか。
今はもう外に出ずとも友達とやり取りできるし,友達と顔を合わせて遊ぶよりもオンラインゲームで遊んでいた方が楽しい時代になってしまった。そうなれば投票に行かない親から投票に行かない子供が再生産されるだけである。そこで,投票という行為の外部に新たにモチベーションを作ればよいのではないか。例えば,投票所の周りで(小規模な)お祭りをやれば,子供としては行きたくなる。子供が行きたがれば連れていく親もいるだろう。映画の半券で施設内の割引が受けられるように,投票後にお祭りで割引がなされれば親が投票する原動力にもなるだろう。誰が主催するのか,短期間に選挙が続いた場合はどうするのかといった問題が簡単に考え付くが,まあ個人が適当につぶやいている分にはいいだろう。
あとがき
こんなところで他人に文句を垂れていても,世界が変わるわけではない。
自分にできることは唯,投票に行きつつも将来日本が落ち目になった時に対応できるよう,英語の能力を磨いていくだけである。何が言いたいかというと,英語でポケモンやってるので,見てみてね!