ラグランジアンの導出とエネルギー保存則
最小作用の原理とオイラー・ラグランジュ方程式
オイラーは「力学系の運動が最小作用の原理に従うこと」を示した。時刻
が停留値を取るように運動する(
となり,右辺第1項は
右辺第2項は部分積分を用いて
右辺第3項は作用
となる。
結局,
である。ここで,端点での
である。これはオイラー・ラグランジュ方程式と呼ばれる。
オイラー・ラグランジュ方程式を用いたエネルギー保存則の導出
複数の質点からなる系を考える。ポテンシャルエネルギー
となる。
ここで,オイラー・ラグランジュ方程式を第1項に代入すると
よって,
となる。ここで,
と置けば,