伝説の始まり
土曜の夜にこんばんは、たろすです。
今日もピクミンの話をしていこうと思います。
※このブログにはピクミン1のネタバレが含まれています。ラスボスの情報などを知りたくない方はここでお戻りください。
全てはここから始まった
ピクミンを語る上で初代は避けて通れないだろう。
2001年発売のゲームだ。もう発売して22年となる。
22年!?!?
自分で調べて衝撃を受けた。昔なことは覚悟していたが…思わぬダメージを受けてしまった。
それは一旦置いておいて、初代ピクミンといば赤青黄の信号機カラーのピクミンたちが登場する。
火に強い赤ピクミン、溺れない青ピクミン、高く飛ぶ黄ピクミン。それ以外にも赤ピクミンは攻撃力が高い、黄ピクミンは爆弾岩を持てるなどの固有能力がある。
後の2では黄ピクミンが電気にも強くなっていた。電気は即死ギミックなのでかなりの大躍進といえよう。そのかわり爆弾岩は没収されていた(はず)。
過酷な境遇
初代ピクミンは、宇宙を探索中のオリマーがトラブルで未知の惑星に不時着し、そこで出会ったピクミンと共に宇宙船を修復して脱出するゲームである。
オリマーたちホコタテ星人にとって未知の惑星の空気は害らしく、30日のタイムリミットの中でパーツを集めて脱出するのだ。
30日を過ぎるとどうなってしまうのか?
パーツが最低限集まっていればなんとか脱出できるが、そうでなかった場合は墜落し、ピクミンになる。
ピクミンになる。
共に戦ってくれたピクミンによってオニヨンに運ばれ、頭から葉っぱが生えたオリマーが地面から生えてくる。実質捕食?である。
ちなみに、オニヨンというのはピクミンの巣?のようなもので、普段はこの中で過ごし栄養となるペレットや敵を運び入れるとピクミンの種を吹く。
まあ、そんな感じで結構なバッドエンドを迎えてしまうので、そうならないように頑張ってパーツを集めるのだ。
ワクワク探索パート
基本的な流れとしては、箱庭型のステージを探索し、敵を倒してピクミンを増やし、パーツを見つけて運んでいく、そんな感じだ。
この探索が本当に楽しい。美しい自然の中を歩き回るだけで癒される。配置される敵キャラたちも世界観に違和感なくマッチしている。そこに現代的なパーツたちが落ちている感じがまた素晴らしい。
2001年当時にこのクオリティで出したことに敬服する。
敵キャラもユニークで面白い。シリーズの象徴とも言えるチャッピー、名前通りのヘビガラス、意味の分からない形状をしたダマグモなどなど…
しかしこのゲームはピクミン。修羅の国である。敵キャラたちの愛らしい見た目に騙されてはいけない。
チャッピーもよく見たら全身の半分が口という捕食に全振りした怪物である。
デカすぎだろ口。
ダマグモにいたっては捕食すらしない。ただただ踏み潰してくる。
もはやピクミン殺戮マシーンである。彼らが何をしたというのか。
いやまあ、ゲームをやればわかるがピクミンは結構強い生物である。現実で言えばアリのポジションだ。
アリは地球上でもトップクラスに繁栄している生物である。
アリは、地球上で最も成功している生き物のひとつだと考えられている。その生息数は、驚くほど多い。バイオマス(生命体の数)で考えると、アリは地上の動物バイオマスの少なくとも15%を占めている。アマゾンのような熱帯地域では、この数字は25%かそれ以上にまで達する。つまり、アマゾンの熱帯雨林で、1ヘクタールの土地に800万以上のアリが存在することになる。コートジボアールのサバンナでは、その数は2000万にものぼる。
「特集・知られざるアリたちの驚異」
ナショナル・ジオグラフィック2007年9月号より
地球は実はアリの惑星なのである。猿涙目。
彼らは群れで行動し、死体などを運び入れて数を増やし、時に生きている獲物をも襲う。毒を持つもの、強力な武器を持つもの、果ては異常な数の軍隊を築くものもいる。
ピクミンとの共通点が見えてこないだろうか?言わば植物版アリとも言うべき存在だろうか。たくさん食べられて生態系を支えているところもアリらしい。
ちょっとアリの所に熱が入ってしまったが、このブログはたろす昆虫記というタイトルなので問題ないだろう。ヨシ!
結局何が言いたいかというと、ピクミンはあの世界では結構ブイブイ言わせてて、みんなトラウマを植え付けられているのだろうということだ。
なんという修羅の国。でも自然ってそういうもん。大自然体感型ゲーム。
パーツを集め、そして…
ピクミンという概念ばかりを説明してしまったが、最後に初代のことを少し。
森、地底、水原、主として3つのステージを攻略しパーツを集めていく。
数々の強敵を打ちのめし、打ちのめされながら集めきったその先に待つものは…
最後の試練。
これまでの集大成のような火、水、爆弾を駆使したステージだ。ほぼ一本道のギミックまみれの道を進んだ先に現れるもの。
それがダイオウデメマダラ。
名前からしてラスボス。今までの敵の恐ろしくも愛らしい姿からは想像もできない恐ろしい見た目。
凄まじい勢いで舐め取られていくピクミンたち。初代に一撃ごとの捕食上限などない。一発で全滅も有り得る。
倒すには爆弾を駆使して怯ませるしかない。どうやるか?答えは1つ。食わせるのだ。
でも爆弾ごと食わせる器用なことは難しい…そうか!
爆弾を持ってる黄ピクミンごと食べさせればいいんだ!
プレイヤーは狂ってしまった。しかしここまで修羅を生き抜いた猛者たちには躊躇いなどない。本当に子供向けか?
そうして爆弾を持たされたまま食べられていく黄ピクミンたち。怯んだ隙に猛攻を仕掛けていく赤ピクミンたち。とりあえず居る青ピクミンたち。
このカオスを超えた先に感動のゲームクリアが待っている。あとはぜひ自分の手でプレイして体感して欲しい。
あとがき
書き始めたら筆が乗ってしまった。本当はダマグモなどの画像も用意したかったが、時間が足りなかった…
ちなみにこのブログを書く直前にピクミン4を買いました。そのせいで遅れた訳ではないことは記述しておく。
次はいよいよ紫色のアイツが登場するので楽しみにしていてほしい。
それではまた土曜に。まあ今日曜だけど。ぽや。